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専門委員会社員インタビュー

社員インタビュー「BIM作業について」後編

現場でBIM作業をしている社員の皆さんにその実情についてインタビューの後編です!

(7/26 事務所会議室にて)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

内容:

1,BIMを使い始めてどのくらい経ったか

2,担当図面

3,作業規模(BIMを使用している人数やエリア範囲)

4,BIMデータ(3Dデータ)を現場内でどのように利用しているか

_____________________________

5,2DCADと比べて使いやすいと感じた点

6,BIMの良い点、悪い点

7,苦労していること気を付けていること等

8,これから使い始める人へのアドバイス

※後編はタイトル5~8を掲載します

 

(BIM作業社員=Y、O)

5,2DCADと比べて使いやすいと感じた点

司会:それでは5番目AutoCAD等2DCADと比べて使いやすい点、使っていて良かった点はありますか?

Y:2DCADをあまり使ったことがないので比べるのは難しいです。
使っていて良かったことは屋上のパラペット形状だったり、鉄骨とスラブの関係だったり3Dで見れるので、
想像つかない部分もわかるのが良いです。
おそらく手書きでパースを書いても間違った絵になってしまう気がするので、
ここが変です!という説明をするのにも3Dになっていると話しやすいです。

O:可視化できることが一番の利点だと思います。
断面図が切った通りに、きれいにみれるようになればもっと良いのですが
まだそこまでいかず加筆ありきなのでまだ惜しい点です。

YA:最終的に図面化ということを考えると2Dだから、じゃあ2Dで良くない?と思ってしまいます。
まだ2D(加筆)を使わないといけないので表現的にはまだまだ。
もっとシンプルな絵を書出したいとか、こういう絵を出したいとかうまく表現しずらいところがありますね。

司会:床伏せの梁のラインが破線にならないので消して書くとか、あるあるですよね。

 

6,BIMの良い点、悪い点

司会:ちょっと6番目の話題に入ってしまったのですが改めてBIMの良い点、悪い点を挙げていただけますか

Y:良い点は先ほどの使っていて良かった点と同じで3Dで形状が見られる点です
悪い点は2Dで加筆しないと表現しきれない点と、平面図で本来は線が出ないはずなのに出てしまったり
一つ一つ確認していかないと間違った図面になってしまう点でしょうか

YA:躯体図を書いていて設備のスリーブ等をやりとりしていてどうですか

Y:設備のスリーブの2Dデータを重ねるだけなので何とも・・・
基礎とかの高さも3Dで入力すれば建築の立上りとの関係性も見えてくるのですがそれはやっていないので

司会:鉄骨もYさんが入れているのですか?

YA:入れてもらっています
ただし、当初の計画段階で構造図を読み取って入力していくので最終的な製作図とはずれてきてしまうところがあります
リブ等付属部材はあるよ程度。時間の関係で製作図内容のフィードバックはできませんでした
当初はFABデータをソリブリで重ねるという計画もあったので、FABの3Dデータは一応あるのですが
重すぎて載せられなかったのと、細かい調整をしてリアルタイムに修正することができませんでした。
でも使ってはいるようです。

司会:皆さんの現場は大きいからなかなか大変ですよね
だからこそ分業して業者からデータを貰って重ねるという風にやっているのかと思っていましたが
そうもいかないのですね
Oさんのところでもそうでしょうか?

O:そうですね。
私は一番始めから3Dでやっているので納まりとか良く知らないままにモデルを作ってしまっていて、
納まっているのかいないのか分からなくても、納まった様にできてしまうので結局自分で分かっていなくてミスしたことがありました。
ベテランの人が作ったらまた違うとは思いますがモデルを過信してしまうのはよくないことだと思います。

司会:モデルで納まりまで全部書くとなるととても大変なので、
そこは何となくになってしまうのは仕方ないと思いますが、
確かにわかっていて省くのとわかっていないのでは違いますよね。

O:そうなんです。理解しないままこれはこれでいいのかなで書いてしまうのが良くないと思います。
2Dで書いた方が線を引くので、この線はこれで良いのかわからなければそこで調べられますが、
3Dだと建具だとか枠だとか全部できてしまっているので納まっているのではないかで終わってしまいがちです。

YA:設備とはやり取りしてますか?

O:しています。ブドウ棚がすごく細かくて、(建築では)何段吊るとかどこがいらないとか検討し、
(設備が)その中をぬって配管を入れるのですごく重宝しています。
今検討段階で上司が設備と打合してきたものをすぐ直してUPして、それをまた設備が調整しているので
うまく活用できていると思います。

YA:(Yに対して)うちの現場でもそういう風に活用しているのは知っていますか?

Y:聞いたことはありますし、何度か目にしたこともありますが、そんなにじっくり見たことはありません。

YA:2Dでぐちゃぐちゃ書かれているものを見るよりは設備がどうなっているのかが分かりやすいのではないかと思います。

 

7,苦労していること気を付けていること等

司会:では、7番目で苦労していることとか気を付けていることはありますか?

Y:3Dで書いているとうまくモデルがなりたたないのでいろいろ記入しますが、
それをそのまま図面化してしまうと、入ってほしくない線が入ってしまい間違った図面になってしまうので、
図面表現には気を付けています。

YA:意図していないところに線が入っていたり、2Dで見ると思っていたのと違う絵になっている場合もあり、
違った形状の躯体が作られてしまう事がありますね。

Y:そうですね。高さが間違っていたりするので3D上でもちゃんと設定してあげないとごまかしがきかないので(大変です)

司会:符号は連動していますか?

Y:していますが、うまく出てくれない事もあるので細かいところは加筆してしまうことが多いです。

司会:連動しているからと言って安心できないのは困りますね。

Y:以前梁のレベルを変えたのに符号のレベルが変わってくれなかったことがありましたので、
やはり安心はできません。

O:3Dモデルも2D図面も正しいものが欲しいけれど、
モデルで細部まで入力すると2D上で不必要な線が出てしまい、図面としてはおかしくなってしまいます。
なので2D上ではモデルを見せずに2D加筆をするのですが、
二度手間になってしまい更にミスのもとになってしまうことを心配しています。
ですが設備からは、きちんとしたモデルを要求されるので、訂正に時間が掛かってしまいます。

YA:2D上では必要ない(見えてこない)情報も3Dでは入力しておかないと
(設備は)モデルをあてにするので危険ですね。

司会:2D加筆すると本当に正しいのかの確認が難しくなりますね。

O:ある程度3Dで書いてしまったら詳細は2Dに切り離してしまわないときりがないですよね。

司会:以前モデリングをした際外装CWは業者がモデルを提供してくれることになっていたけれど、
一区画しか出てこず、結局施工図側で上から下までの物を作った事がありました。
お金も時間もかかることなので、業者もあまり協力的ではありませんでしたが、
干渉チェックに使うモデルだったのでそれはそれで何とかなりました。
専門業者の代わりに施工図で入力するとまたそこで時間がかかることになりますので、
設計が意匠的な話をするのであれば製作図上で見てもらうのが良いと思いました。

 

8,これから使い始める人へのアドバイス

司会:それでは最後になりますがこれから使い始める人へのアドバイスなどがあったらお願いします。

Y:若手社員からすると3Dで形状がわかるのは利点なので少しでも使えると良いと思います。
もし本格的にAirchCADで図面化をする場合はモデル入力したものが正直に何でもでてきてしまうので、
上職者とどこまで表現するかを相談してから作業すると良いと思います。

O:Yさんとほとんど一緒ですが、人が増えてきた時に相談しあわないと一人がズレたことをするとやりかたが違ってきてしまいます。
主に使っている人に自分の使い方が正しいのかを確認しながら進めると良いと思います。

YA:Yさんは一番その辺がわかっているのではないですか?
僕もブドウ棚の部分を設備と打合して修正したりしましたが、リアルに常に最新情報が見れるのは良いですよね。

Y:最近はほとんどを自分で確保して解放せずに作業していますが、
2Dだと一人でしか作業できないけれど3Dだとチームワークで同時作業が可能なのは良いと思います。

O:やり方は誰かが決めてくれてそれに則ってやっているのですか?

Y:基本的なルールはあるのですが細かいところは自己流になってしまっています。

YA:まさしく今Yさんがやっているところは棟間部分なので、かかわるところの設定が皆違い
表現もバラバラなのでどうしようか悩んでいるところです。

司会:これからもやっていきたいと思いますか?

O:時代の流れに任せますが、今のままだとあまり・・・

司会:メリットをみんなが感じてくれるのならやりたいけれど、
結局あまり見てくれなかったり使ってくれないと一番悲しいですよね。Yさんとかは可視化されるので3Dの方が作業しやすいのでは?

Y:そうですね。聞きに行くとき便利ですが、やはり2Dも使えて3Dも使える
2刀流だったらもっと良いと思います。現状ではなかなか難しいです。

司会:長くなってしまいましたがこれで終わりにしたいと思います。これからもがんばってください。
ありがとうございました。

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