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スエヒロの社員があれこれアップしていきます

社員インタビュー

HR委員会企画 若手現場報告会

「私、コレやりました!」vol.2

(K:今回ゲストの若手社員、入社5年目)

皆さんお待たせしました!スエヒロ若手社員の頑張りを伝える「若手現場報告会」第二弾!今回は勤続5年目となるKさんにインタビューを行いました。

入社後、初めての現場をメインに、頑張ったことや苦労したことなど、Kさんが現場で体験したエピソードをたくさんお話ししていただきました!

題して、「私、浜松町やりました!」

~不安と緊張しかなかったです~

司:まず、初めて配属になった浜松町の現場はどんな建物だったか、概要の説明をお願いします。

K:はい、地上39階建て、地下が3階まである建物で、構造は地上がS造、地下がSRC造でした。用途はオフィスビルで、8階がオフィスロビー、9階から上がオフィスフロアになっています。8階より下には店舗や駐車場などが入っていました。

司:現場に配属が決まったときはどんな気持ちでしたか?

K:入社して半年も経たないうちに現場への配属が決まったので、不安と緊張しかなかったですね(笑)それでもいざ常駐が始まってみれば周りの方は優しい方ばかりで、いろいろな場面でたくさん声をかけていただいて、思っていたより早く現場に馴染むことができました。

司:初めての現場はどうしても緊張してしまいますよね(笑)スエヒロの先輩も何人か常駐していらしたと思うのですが?

K:初めての現場だったこともあって、本当に一から教えてもらいました。建築に関してもそうなのですが、社会人として、言葉遣いやメールでのやり取りの仕方なども教えていただいて。

司:ずいぶん細かいところまで教えてもらうことができたみたいですね。教えてもらったことの中で特に印象に残ってるものは何でしょうか?

K:業者に送るメールの内容を指示してもらった事ですね。先輩がチェックした図面を私が業者にメールで送付するというときに、メールの文章を先輩が手書きで書き出してくださって、おかげで内容の伝え方や言葉遣いを学ぶことができました。

司:すごいですね!そこまで細かく教えてくれる人はなかなかいないと思いますし、先輩に感謝ですね!

K:はい、そのメールに添付していた先輩のチェック図面を見ることもできたので、それも印象に残っています。

~3Dだと、誤魔化して描けないんですよ~

司:現場ではどのような図面を描きましたか?

K:主に躯体図でしたね。その後、工程の流れで製作図を部分的にチェックしたり、外構図の作図を担当していました。躯体図に関してはBIMで3Dモデルを作成したのですが、それを使って施工図化まで行いまして、本当に勉強になりました。

司:BIMで施工図の書き出しまでというのは良い経験でしたね。平面詳細図などとの関連はどうされていたのですか?

K:平面詳細図は私の先輩が別のデータで描いていました。ひとつのモデルだと重くなりすぎることもありまして…。ちなみに躯体図を描いている際、「平面詳細図もしっかり見ろ」と指摘されたことがありまして(笑)、それ以降は平面詳細図の内容もしっかり把握して躯体図を描くようになりました。

司:躯体図を描いている際、頑張った点、苦労したところ等のお話があればお願いします。

K:躯体図をBIMで描くのには苦労しました。ただモデルを作れば良いだけではなく、施工図化するために線の太さや寸法の表現にもたくさん気を遣いました。3Dだと誤魔化して描けないんですよ。穴が空いていたり、重なってしまっている部分はぱっと見て分かってしまいますから(笑)

司:確かに立体を見ながら作図しているわけですから、納まっていない部分はすぐに分かりますよね。しかしそれが3Dの良さでもありますから。Kさんは納まってない部分を見つけた際はどう対応したのでしょうか?

K:最初はすぐに先輩に聞いていたのですが、徐々にそれでは良くないと思い、自分でまず調べて、どうしても分からないときだけ聞くようにしました。というのも、ある時期から後輩も同じ現場に配属になりまして、このままじゃ駄目だなと思いまして(笑)

司:なるほど、後輩ができたことによって、さらに自覚が湧いたと(笑)

浜松町の現場では、3Dがメインだったのですか?

K:そうですね、ArchiCADを使っての3D作図がほとんどだったのですが、詳細図を作図する際には2DのCADを使うこともありました。3Dに関してはあまり得意ではなかったので、初めのうちは職場の先輩に聞いたり、事務所(本社)にいる先輩に電話して教えていただいていました。

司:BIMの業務に長く携われたことはよい経験になったようですね。今ではArchiCADの操作の方はもうだいぶ慣れてきたのではないでしょうか?どんな入力もスラスラと…?

K:操作自体には慣れてきたと思います。ただ、データの重さでCADが固まってしまうことが多いので、そういう意味でストレス無く、ということは無いのかも知れません(笑)

~立ち上がりが実際に立っているのを見たときは感動しました~

司:設計や業者の方との関わりはどうでしたか?

K:打ち合わせのための資料作りに苦労したのをよく覚えています。先輩に資料をチェックしてもらった際も「分かりづらい」といわれてしまうことが多くて。そういう時は他の人が作成した資料を覗いてみたりして、どう表現すれば見やすくなるのか考えたりしました。

司:人の図面や資料を見るのは結構大事なことなんですよね。いろいろな人の資料を見て、分かりやすい表現などは積極的に取り入れて欲しいなと思います。

では、この記事を読んでくださる方に対して、「ここは頑張りました」とアピールできるところを教えて下さい。

K:私は業務中、ミスをして怒られることが多々あったのですが、その際に苛々したり落ち込んだりする態度を見せず、なぜ怒られたのか、どうするべきだったのか、ひとつひとつ反省することができたのは頑張れたところかなと思います。

司:まずは、めげずに踏ん張りました、と!精神面以外ではいかがでしょうか?

K:周りの方には積極的に話しかけるようにしました。施工図の方とはもちろん、工事の方ともたくさんお話させていただいて、そうすることで現場に連れて行ってもらったり、写真を見せてもらったりと勉強にもなりました。

司:まさにコミュニケーションの重要性を体感されたのではないでしょうか。それって素晴らしいことですよね!それに輪が広がっていくと良いことがたくさん生まれます。いろんな業種の方と話すことで得られる知識もたくさんありますから、これからも積極的に話しかけていきましょう。

現場に連れて行ってもらったときは、どんなものを見たのでしょうか?

K:主に私が作図したところです。自分で描いた立ち上がりが実際に立っているのを見たときは感動しました!

司:この仕事の醍醐味ですよね(笑)

現場で職人さんが作業しているところなどは見ることができましたか?

K:職人さんが床石を貼る作業を見たのが印象に残っています。狭い面積ですが私が割付けた箇所でしたので、見ることができて嬉しかったです。

~「また一緒に仕事したい!」と思ってもらいたい~

司:これまでの自分の仕事の取り組み方を振り返ってみて、力を入れたところや反省するべきことなどあればお願いします。

K:私は書類整理が苦手でして、何でも机の上に積んでしまっていました(笑)  そうするといざチェック図が見たいと思っても、それを探すのに時間がかかってしまっていました。また、作図した図面に対して「なぜこうなっているの?」と聞かれたとき、それを説明するための資料がすぐに出せなかったり…迷惑をかけてしまったり…。

司:しっかり整理しておくことで仕事の効率はかなり変わりますから、整理整頓は心掛けたいですよね。

K:はい!なので今の現場では、書類整理に力を入れています。机の上は結構綺麗だと思いますよ!(笑)

司:言い切りましたね(笑)  仕事が忙しくなるとついつい書類整理を後回しにしてしまうこともありますから、ぜひ続けていってもらいたいです。毎日書類整理をしてから退勤するなど、ルールを決めて行うのもお勧めですよ。入社5年目ということで後輩も結構増えてきましたよね。その方たちに先輩としてアドバイスをいただいても良いでしょうか?

K:仕事で分からないことがあったら、分からないままにせず、調べたり聞く癖をつけることでしょうか。実体験なのですが、躯体図で分からない箇所をそのまま放置してたことがありまして(汗)  そのときは工事が進んでいなかったので大事にはならなかったのですが、もしあのときそのまま工事が進んでしまっていたら、多くに人に迷惑をかけていたと思います。

司:放置はいけません!!  キャリアが長くなると、分からないことを聞きづらくなっていくとも言いますし、Kさんも含めて若手の方にはどんどん質問して、分からないことをそのままにしないようにしてほしいと思います。もちろん自分でまず調べるという事を前提に!

最後になりますが、今後の目標をお願いします!

K:頼られる人になりたいと思っています。先輩や後輩はもちろん、ゼネコンやサブコンの方にも、「また一緒に仕事したい!」と思ってもらえるようになりたいです。そのためにも、請けた仕事を確実にこなすことや、建築の知識を蓄えるために勉強を続けていきます!

司:すごく良いと思います!  信頼される、という事はすぐできることではないですから、焦らず地道に積み重ねていってほしいですね。無理をしてたくさん仕事をこなしてもミスをしてしまったらもったいないですし、1つのミスで信頼を失ってしまうこともありますから、じっくりと丁寧に取り組んでいって下さい!

本日は以上になります。お忙しい中、今日はありがとうございました!今後の活躍にも期待しています!

~インタビューを終えて~

実はKさんには久しぶりにお会いしたのですが、仕事のことを語るKさんの表情からは、以前とはまったく違った印象を受けました。現場業務を通して、仕事の楽しさややりがいを見つけて、また、それを実感されているのだろうなあとこちらも嬉しくなってしまうような、そんな素敵な時間でした。

Kさんは現在、建築士資格の勉強をしているそうで、これからの成長も非常に楽しみです!!

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