「私、コレやりました!」vol.1
(E:今回ゲストの若手社員、入社4年目)
スエヒロ社員同士でも、現場が違うと「お互いがどんな仕事をしているのか、把握している方は少ないのでは?!」と思います。
そこで、別プロジェクトで働く社員の頑張りを伝えるため、インタビュー形式のブログ掲載を企画しました。仕事で頑張ったことやアピールしたい内容など、若手を中心にインタビューを行い、皆さんにその声をお届けしていきます。
記念すべき第1回目は、勤続4年目(もうすぐ5年目)のEさんをお招きしました。
題して、「私、大宮やりました!」
~まさか、あんな矢面に立つとは~
司:まずは大宮の現場でどんな仕事をしていたのか、簡単に教えてください。
E:大宮の現場は地下がRCで、1階がSRC、地上18階がS造でした。自分は基礎が終わったあたりに配属になりまして、そこから2年と少し常駐していました。一応、地上担当で、最初入ったときは総合図や1階の平面詳細図などを少し作図していて、そこから工程に沿って鉄骨図を見たりデッキ図をチェックしたり床伏図を描いたりと、いろいろやっていました。
司:大宮はどういう用途の建物だったのでしょうか?
E:公共施設を含む、地下3階・地上18階建ての複合商業施設です。低層の1~9階には店舗・銀行・公共施設のホールなどが入っていて、10階以上がオフィスビル、といった建物でした。
司:いろいろな要素があって大変そうですね。
E:そうなんです。用途ごとに必要な条件がいろいろとあって…
司:現場では、どんな図面を作図しましたか?
E:工程に沿っていろいろな図面に触れましたね。その中でも、床伏図と天井伏図がメインだったと思います。
司:床伏図はゼロから自分で描いたのですか?
E:最初はM(先輩)さんの下でやっていたのですが、途中からM(先輩)さんが異動になったのを機に自分が担当という流れになりまして、皆さんにいろいろ助けてもらいながら受領するところまでまとめていきました。まさかあんな矢面に立つことになるとは…、びっくりしました(笑)
司:良い経験でしたね!矢面ではどんなことがあったのでしょうか!?
E:最初は現場から図面の問い合わせの電話がかかってきても、もう何を言っているかも分からないくらいのレベルで…。主に現場の施工管理の方からだったのですが、心の中では「そんなの知らないよ…」とか思いながら(笑)
司:そういう時はどう対応されたのですか?
E:「すぐに確認します!!」と言って、先輩や設備の課長さん、みなさんに聞きまわって、結果を電話で報告していました(笑)
司:図面の担当になると、そういう現場対応も結構大変なところがありますよね。
~「ここ、あっぱっぱーだろ」と言われて~
司:現場監督以外だと、どんな方と仕事のやり取りがあったのでしょうか?
E:製作業者さんだと、デッキとエレベーター、エスカレーター、システムトイレ、あとは鉄骨の方とも少しやり取りしました。あとは、設計者とも打合せをしました。
司:その方たちと会話してみてどうでした?いろいろな立場の方と話すには言葉遣い、言葉選びも大切ですし、例えば専門用語が分からないなんてことはありませんでしたか?
E:ありますあります!知らないワードが会話に出てくることがあって…、ちょっと全部は思い出せないのですが(笑)
最初、「あっぱっぱー」とか、ああいう言葉も全然分からなくて…
司:あっぱっぱー?
E:なんというか、吹き抜けみたいな。急に「ここ、あっぱっぱーだろ」って言われて(笑)
司:なるほど、そういう言葉がですね。でも「あっぱっぱー」は分かりますよね(笑)
E:いや、分からなかったですね(笑)現場の専門用語かな?と思っていました。
司:そういう単語を覚えるためにも、ベテラン社員の方に積極的に話しかけたりするのもいいかもしれませんね(笑)
司:図面業務以外だと、現場はどうでしたか?
E:座席がコピー機の前だった時がありまして、やはり紙の補充などは沢山やりましたね。エレベーターの前に座席があったときはお弁当運ぶ係だとか。
司:目に浮かぶようですね(笑) 気が利くタイプなのでしょうね!
E:ある日、朝ゴミ捨てをしていた方に「自分がやりますよ」と言ったら、毎朝ゴミ捨ての習慣がついてしまい…。ゴミ捨て担当になっていました(笑)
司:そうなのですね(笑)
指示されなくてもそういうふうに動けるのは、すごく立派なことだと思います。
現場の環境はどうでしたか?広さや人の多さ、または通勤など…
E:現場と事務所が離れていたんですよ。近くにビルを借りていたので。それで現場を見る機会があまりなくて…。本当に最後、「見せてください!」と言って現場を回らせてもらったのと、そういえば1階の床が出来たくらいの時に、「週に1回見に行きましょう」という機会があったのですが、それもすぐ終わってしまったので…。やはり現場と事務所が遠いのは少し残念でした。
司:現場は見に行けるといいですよね。ただ事故の危険もあるので、なかなか見に行けない場合もありますし、行く際は必ず現場の方に引率してもらい、安全通路を通るなど注意が必要ですね。
当時、残業は多かったですか?
E:多いときは多い、という感じだったでしょうか。
司:ちなみにピークの時は、どんな作業をしていましたか?
E:床伏図ですね。
現場監督の方から「Eさん終わった?、Eさん終わった?」と言われながら、大慌てで作業していた思い出があります(笑)
~決められるようになりたい~
司:まだ現場に出たことのない社員に、何かアドバイスをお願いします。
E:作業した内容は覚えておいたほうがいいと思います。後になって、「あれやったじゃん?」「これどうだっけ?」とか、絶対に聞かれると思うので、「これはこうです!」とパっと説明できるように。ちゃんと説明してあげないと仕事がスムーズにいかなくなってしまうので。
司:自分でやった仕事の内容は、突っ込まれても答えられるようにすべき、ということですかね。
E:そうですね、自分も尋ねられることが多かったので(笑)
「ここはこうして!」と指示があった後に「何でここ、こうなったんだっけ?」と聞かれたりとか(笑)
司:はじめは指示を受けて図面を直す訳ですが、「○○さんに言われて直したんです」だとなにか言われたときに困るんですよね。そうではなくて、「こういう理由なんです!」と、自分の言葉できちっと返せるようにしておくことは大切ですよね。
司:大宮で頑張って一現場やり終えて、後輩も増えてきたし、また意識も変わったと思うのですが、どうですか?仕事に対する意識など、何か変わったことはありますか?
E:入社した時の何も分からない状態から、今ようやく少し施工図が分かるようになってきたところで、やはり理解できるようになると仕事が面白く感じられるのだなと、それをとても感じています。
司:ちなみに現在は、どんな図面を担当しているのでしょうか?
E:今の現場で描いているのは、建物外周の立面図や、エキスパンのところの詳細図、吹き抜け部分の展開図などですね。僕の描いた図面を先輩が打ち合わせに持っていって、その打合せによる修正箇所を対応したりもしています。
司:いろいろ経験されているのですね。入社してから仕事を重ねてどんどんステップアップされていると思いますが、今後の目標があれば教えてください。
E:「自分で決められるところは決められるようになりたい」ですかね。先輩方はすごく知識があるじゃないですか、何を聞いても教えてくれますし。僕も自分できちっと判断して、物事を決めていけるようになりたいと思っています。
司:仕事が面白いと感じられるのは素敵なことですし、これからもどんどん知識をつけて、いろいろなチャレンジをしていけると良いですよね。
これからの活躍も期待しています!
本日はお話を聞かせていただきありがとうございました!!
※インタビューを終えて
インタビューのわずか小1時間の間、Eさんの表情や声からは終始前向きなオーラが感じられたことが、とても印象的でした。
ひとつのことをやり切って、乗り越えて、きっと自信にも繋がってきているのだろうなぁ…!! と、こちらも嬉しくなる機会になりました。
Eさん、改めてありがとうございました。
「私、コレやりました vol.2」 乞うご期待…あれ!