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スエヒロの社員があれこれアップしていきます

スキル向上講習『職人さんの話がききたい』Vol.2

2月末、型枠大工を職としている方をお招きし、
現場で実際に使用していた躯体図と加工図を見ながら
若手社員を中心にスキル向上講習を行いました。

ちなみに型枠大工という仕事ですが、
コンクリートで躯体を作る際になくてはならない職種です。
詳しい話はこちらのブログを↓
よもやま話『あふれんばかりに満ち満ちと』

 

最初に職人さんが使っているスケッチアップ(3Dモデリングソフトウェア)を紹介していただきました。
私たちがCADでおこした図面を立体的に絵にするのですが、
CADでおこした図面が少しでも納まっていないと絵が成り立たないんだとか。
このスケッチアップモデルには一同が驚いていました。

スケッチアップの紹介の後はQ&A対談を行いました。
図面を描く際、標準のディテールを参考に描いているのですが、
現場でどのように型枠を施工しているのか、どうやって施工すれば躯体が出来るのか、
若手にとってはあまり考えたことがなかったと思います。
普段は図面を通して情報を伝えていることが多いのですが、
いざ対談という形にすると、言葉にして躯体形状の情報を伝える、
質問をするということの難しさを改めて痛感しました。

最後に職人さんより一言いただきました。
「現場の要求を親身になって聞いてくれること。
現場がやり易いように考えてくれていることは凄く嬉しいし、
仕事がやり易い。」

普段、建設中の現場に出ることはなかなか難しいので、
直接職人さんの方に話を聞くということは、
大変貴重な経験となりました。

躯体図は配筋屋さんや大工さんはじめ、色々な職の方が見る図面です。
それぞれで欲しい寸法は変わってきますが、
どの職人さんが見ても分かりやすい、加工しやすく施工しやすい図面を描けるように心がけたいですね。

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